こんにちは！イチローです(^^)
さて、早速ですが
せどりって始める人は多いけど、続ける人は少ないと
よく言われます。
私も紆余曲折ありながらもセット本せどりというジャンルを
約3年半続けてきました。
私が始めた頃は同じようにセット本に取り組まれている方が
大勢おられましたが、随分減ってしまったように感じられます。
もっとベテランもおられますが、
私もそこそこ続いている方だと思います。
今の私から見て、セット本せどりってどうなの？
これから始めたいっていう人にとってオススメ出来るの？
ってとこら辺について考えてみたいと思います。
セット本せどりのポテンシャル
まず、セット本せどりのポテンシャルについて考えてみたいと思います。
セット本せどりは今でも稼げる手法だと断言できます。
しかし、どのせどり手法でもそうなのですが、
その手法が持つ上限値と言うものがあります。
稼げるのは稼げるけど、『どのくらい』というのも重要です。
会社員として会社勤めをする場合に、就職する
業界によって賃金のレンジが大きく左右されるのと
同じことです。
セット本せどりを副業でやると言うのであれば、
売上で月50万～100万円、手元に残るお金で10万～30万円
程度を望んでいる方にはマッチする手法だと思います。
もちろん最初は大変ですが、慣れてしまえば
楽しみながら達成できるレベルだと思います。
セット本せどりは非常に作業が多く、手間が掛かる手法です。
ですので、売り上げを上げようとすればするほど
加速度的に作業量が増え、負担感が増します。
ここを乗り越えられるかが、セット本せどりを継続できるか否かの
分水嶺ではないでしょうか。
副業でもセット本オンリーで月に売上150万円くらいは
可能と思いますが、それが効率の良いやり方かと聞かれれば
答えはNOです。
セット本せどりはいわゆるアッパーの低い手法だと思います。
そもそも、セット本せどりとは弱者の手法だと感じています。
知識やお金、時間を持たない人でも
比較的容易にベテラン勢に伍して戦うことが出来ます。
また、枯れていて単行本はほとんど仕入れできない店舗であっても、
セット本視点であれば何かしら仕入れることが出来ます。
昼間に専業せどらーさんがしっかり単行本を抜いて行った後でも、
会社帰りに仕入れることも出来ます。
ただ、ある程度経験値を積んで知識を得て、
資金的にも余裕が出てきた時に、それにフルコミットすることが
本当に正しいのか？
店舗のみならず、電脳でも仕入れが出来るとなった時にはどうか？
ここは人それぞれの考え方、価値観次第というところでしょう。
副業から専業になられた方で、
元々セット本を扱われていたのに、専業になってからは
セット本のボリュームを落とされたり、辞められた方が多いように思われます。
そこら辺にセット本せどりの実情が現れているのかなと感じます。
私の場合は、セット本せどりが好きなので、
売上の半分はセット本で作って、残りは単行本を電脳で
極力負担を少なくするバランスにしています。
セット本せどりを取り巻く環境
次に、2023年4月現在のセット本せどりを
取り巻く環境について考えてみます。
ここ最近は、コロナ禍の影響が日に日に薄れ、
社会全体がコロナ前の状況に戻りつつあります。
せどり目線で言うと、ステイホームの環境下で
強制的に持ち上げられていた需要が落ち着き、
セット本は少し売りにくくなったように感じます。
（コロナ禍中が異常なだけだったと思いますが…）
幅広い層から人気のある定番ものや、
トレンドと呼ばれる一時的に需要が高まっているものは
以前とさほど変化を感じません。
一方で、少しマイナー気味な作品については
回転が落ちたように思います。
そういう意味では、仕入れ判断が少しシビアになっているのでしょう。
また、店舗を取り巻く環境はどうでしょうか？
店舗数は確実に減ってきていますし、
既存店舗にしても本の売り場は縮小して
トレカ売り場に変わっているところも多く目にします。
10年20年単位で見るならセット本せどりが
斜陽なのは間違いないのですが、
実際のところ仕入れにくいと感じるところはありません。
むしろ、2年ほど前に比べるとライバルが減ったのか
やりやすいと感じる瞬間もあるくらいです。
もちろん地域差もあると思うので、個人的な
感想だと思ってください。
茹でガエルにならないように気をつける必要はありますが…
『セット本せどりのポテンシャル』の項でも触れたように
セット本せどりは中堅以上が抜けていく傾向があるので、
果てしなくレッドオーシャン化することは無いのではないかと
希望的観測をもっています。
セット本はせどり初心者にオススメ出来るか？
余程セット本に思い入れが無いのであれば、
セット本からせどりをスタートするのはオススメしないというのが
私のスタンスです。
私の考えでは、
単C全頭スタイルでスタートし、
資金に多少の余裕が出た段階でセット本も取り入れて行くのが
良いように思います。
その上で、最終的にはプロパー単行本を取り入れて
更にキャッシュフローを大きくしていくのが理想かなと。
セット本は『集める』という段階がありますので、
仕入れしたもののまだ商品になっていない状態が存在します。
単行本の単Cよりは資金力が必要になりますし、
資金回収までの期間が長くなります。
せどりを始める時と言うのは、資金力に乏しい場合が
多いと思われるので、リスクを取り過ぎずにデフェンシブに
立ち回るのがベターだと思います。
スタート時点で手元に50万円以上あるのであれば
セット本スタートでもなんとか資金を
回していくこともできるでしょう。（私がそうでした）
あとセット本せどりでよく言われる
『抜け巻がなかなか見つからない』
『揃うまで時間が掛かる』
というのは、私からすれば単にスキルが未熟なだけです。
仕入れた時の判断が甘いだけであったり、
手を出すべき状況ではないのに手を出してしまっているだけかと…
私も、今でもそう思う瞬間はありますが、
『もっと腕を磨かないと』と自分にハッパをかけています😁
セット本の技量が未熟な段階ではそういうミスは
付きもので、それを乗り越えていくことで技量も向上する
のだと思いますが、資金が乏しい段階でミスを重ねると
それが命取りになりかねません。
早く稼げるようになりたいと焦る気持ちは分かりますが、
自分の現状を客観的に認識し、少しづつステップアップしていく
意識を持つことは必要でしょう。
お金に余裕が無いと冷静な判断が出来なくなるのは
ギャンブルも同じだと思います。
セット本を語る上でよく利益商品の話しになりますが、
私がセット本せどりで重要だと思うこととは、
商品知識よりもマネジメント能力だと思います。
まとめ
セット本せどりは誰にでもおススメできる、
万人受けするせどり手法ではないかもしれません。
しかしながら、今でも十分に稼げる手法です。
セット本だけでなく、副業でせどりを行うのであれば
資金管理さえ出来ていれば基本的には負けはないと思っています。
セット本を少しやってみて、『楽しい』『面白い』と
感じるのであれば、取り入れてみることに何の問題も無いでしょう。
今回、この記事を書くにあたり、
セット本せどりを始めようか悩まれている方に
正しく判断してもらいたいなという思いがあり
書かせていただきました。
そんな方のお役に立てたのなら幸甚です。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
それではまた！
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