こんにちは!イチローです。
まだ雨がちで鬱陶しい天候が続いていますけど、もう半月ぐらいすれば
夏本番ですね。
私もせどり的に夏によく売れるセット本を集めて、夏を迎える準備万端と
いう感じです。それ以外にTwitterでも何かネタが無いかなと情報収集しています。
そんな時、Twitterを見ていてふと気が付いたのですが、セット本せどりを
やっている方(セット本についてtweetしている方)が、私がセット本を始めたころより
随分と少なくなったな~と感じています。
そこで、約2年近くセット本せどりを副業で続けてきて、
私が思うセット本せどりの難しさと解決策について考えてみたいと思います。
セット本の難しさって何でしょう?
1.仕入れがしやすいこと
2.作業が多いこと
3.在庫スペースが必要なこと
4.作業量が多いこと
少し意外な項目もありますね(^^)
セット本の難しい点『仕入れがしやすい』
セット本は仕入れがしやすい
これはセット本のメリットとして語られることが多いことですけど
これには注釈が付きます。
(ある一定程度の仕入れスキルのある人にとって)セット本は仕入れがしやすい。
と、なるのです。
まだ始めたばかりのような、仕入れスキルの未熟な方であればどうなるのでしょうか?
安易に仕入れを起こしてしまう
⇒薄利の商品を仕入れてしまう
⇒作業量が多くなる
⇒作業量のわりに利益が少ない
⇒セット本が嫌になってしまう
とか
コンプ出来る見込みの少ないタイトルを仕入れてしまう
⇒未コンプ在庫で家があふれる
⇒キャッシュフローが悪くなる
⇒セット本を続けられなくなる
あれっ!?
冒頭でセット本の難しい点を1~3を挙げましたが、
仕入れがしやすい(という思い込み)ということが作業量の多さや、在庫スペースの
圧迫ということに繋がってしまいましたね…
結局、仕入れできてしまう点が諸悪の根源なのかもしれません(;´∀`)
なぜ仕入れしやすいことが諸刃の剣になってしまうのか
『仕入れがしやすい』という一見メリットに思えることが
なぜセット本せどりを始めた方を諸刃の剣のように苦しめてしまうのか、
深掘りしたいと思います。
仕入れ判断が甘い
セット本をやっていて、思っていたような利益が残らないという場合、
仕入れ値と売値にどのくらいの値差があれば自分の思い描いている利益が取れるのか?
作業量に見合った利益が取れるのか?について、
把握できていないことが多いように思います。
実際に店舗に行くと利益率20%台の商品はゴロゴロあるので、初心者のうちは
判断が付かずに仕入れてしまうんですよね。
これが仕入れやすさの罠です。
仕入れ判断が甘くなってしまうと、言わばあまり儲からないセットも
仕入れてしまうことになります。清掃や梱包など付加的な作業が多い
セット本せどりにおいては、かなり消耗戦を強いられることになります。
私なら売値が5,000円以下であれば、仕入れ値の3倍<売値となるように
意識しています。
ちょっと厳しくない?って思われるかもしれませんが、実際そのくらいの
基準で仕入れ判断しないと自分の労務費がペイ出来ないんですよ。
私は実際この基準で仕入れを行って、1日店舗を周れば20~30セットを
コンプ出来ています。そんな基準では仕入れ量が足りないって方は
もっとリサーチを頑張って、自分の仕入れリストを充実させる必要があるでしょう。
私自身もそうですが、新たにセット本を始めようという方は、
副業の方がほとんどでは無いかと思います。
副業であれば自分の出来る作業量には限りがあります。
自分の貴重な時間を安売りしないようにしたいものです。
解決策
仕入れ基準に妥協せず、明確な数値で判断する!
コンプ出来る見込みの少ないタイトルを仕入れてしまう
本来、仕入れと言えばセット本であれば、揃って初めて仕入れが出来たとなります。
10冊セットの内、9冊仕入れても揃っていなければ売り物にはならないという大前提があります。
一方、セット本にはカカリやキキメと呼ばれる希少価値が高く、中々お目に掛かれない巻が
存在して、『揃える』ことへの大きな障壁となっています。
ですので、セット本ではカカリの知識が非常に重要なのです。
初心者のうちはそのような知識が乏しいために、利益の大きいタイトルに吊られて
仕入れしてしまい、揃えることが出来ずに後悔するということが多いように思います。
基本的な仕入れの優先順位はこんな感じです。
①セット売りされているもの
②棚でコンプ状態のもの
③セットの後半があるもの
④セットの中盤あたりまでしかないもの
始めたばかりの頃は①と②だけで十分かもしれません。
ただし、中級者以上の方で仕入れ量に差が付くのは、実は④であると思っています。
詳しくは説明しませんが、特別なカカリも無く周っていればそれなりに
揃えられるタイトルというものがあります。
こういうのをどう判断しモノに出来るかで、仕入れ数が違ってきます。
解決策
セット売りや棚でコンプしているもの、それに近い状態のものを
優先して仕入れる。
根拠がなくバラで集め始めない!
セット本の作業量を甘く見るな
セット本せどりは作業量が多いせどり手法です。
始めたばかりの頃はやる気に満ち溢れ、本業が終わってからでも何時間でも
梱包作業が出来るかもしれません。
しかし、悲しいかな人間の情熱とは衰えてしまうもの…
負担感の大きい作業では長続きが難しいです。
自分の作業について以下の点を再確認してください。
①自分の作業キャパを把握する…時間当り、週当り、月当り
②必要以上の作業をしていないか…過剰品質は不要!
自分の作業キャパを把握する
自分の作業キャパを把握しているでしょうか?
私の場合、シール剥がし・清掃・梱包(OPPで巻く作業)で時速10セット程です。
月100セットは扱いたいと思っているので、月に最低10時間は確保する必要があります。
(YouTubeとか見ながらやるとペースはガタ落ちですが(;^ω^))
次に、FBA納品作業(商品登録・写真撮影・箱詰め)は50セットで1回3時間。
納品は月2回ペースなので6時間必要です。
すなわち、私は月16時間あれば自分の必要な作業を終えることが出来ます。
逆に言うとこの16時間が安定的に確保できるかということを確認する必要があります。
私は『2日に1回、1時間確保すれば良いやっ』て思えているので負担感は少ないです。
見込みの時点で余裕が感じられる状態でなければ、実際には苦しくなるでしょう。
まずは自分の作業キャパを把握し、無理のない作業計画を立てましょう。
慣れていくに従って量を増やしていけば良いのです。
必要以上の作業をしていないかチェックせよ
これは人によって考え方が分かれる部分であると思いますが、
私は極力無駄と思える作業は排除しています。
私は日本のメーカーの考え方がそうであるように、お客様の期待を少し超えれば良いという
考え方に基づいています。
お客様の期待値が100であれば、私が目指すのは101です。
そりゃ150や200であれば言うことは無いでしょうが、慈善目的ではなく
営利目的でやっていることですので、どこかで線引きが必要と思っています。
具体的にどういうことか。
1万冊に1冊の確率の不具合であれば、あえて見つけようとしません。
1万冊に100冊出て来る確率の不具合であればチェックしようか、ということです。
なので私は、セット本をペラペラとめくってまで内部のチェックはしません。
シールは剥がしますが、余程の目に見える汚れが無い限りは清掃もしません。
ヤケをペーパーで磨いたりなんてもってのほかです(笑)
それで外観的なクレームもありません。
OPPで巻く作業もそれほどキレイにはしていません。
とりあえず巻けていればOKという感じです。巻くことの目的はFBA倉庫でバラバラに
ならないためですので、それで問題無いでしょう。
巻いた状態で飾るものでは無く、お客様のもとへ届けばすぐに破られるものですので
それで十分かなと思っています。逆にガチガチに巻けばお客様は開封しづらいことでしょう。
ですので、自己発送するセット本は巻くことすらしていません。
ダンボールへ入れて終わり!
巻数によってダンボール内での収まりが悪い時だけハンドラップで軽く巻いたりする程度です。
これで荷姿についてのクレームはありません。
解決策
セット本の作業量を甘く見てはいけない!
副業セット本せどらーこそ、作業時間&内容にシビアであるべきです。
・自分の作業キャパを把握して無理のない作業計画を立てる
・過剰な作業を排除し、作業量を減らすことを考えよう
まとめ
セット本せどりは、他のどんなせどり手法より優れた手法とは言いません。
しかしながら、せっかくセット本のことを好きになって取り組んだのに
壁にぶつかって諦めざるを得なくなるというのは悲しいと思います。
セット本がイマイチ上手くいかないなと感じられている方の手助けになれば幸いです。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
それではまた!
分からないことや、疑問に思ったことがあれば問い合わせフォームか
TwitterのDMで遠慮なく聞いてください(^^)