こんにちは!イチローです(^^)
近頃、大阪では新型感染症の患者増加を受けて、「まん延防止等重点措置」
(通称まんぼう)が発令され、近いうちに「緊急事態宣言」もあるのでは
という状況で、店舗せどらーとしては立ち回りが難しいなと感じている今日この頃。
良い季節なので、GWには遠征したいと思っているのですがどうなることやら…
さて、相変わらずの自粛ムードがある中、本業が不安定で副業でせどりに挑戦される方、
あるいは『始めたいけどよくわからない…』と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、初心者さん向けにセット本の『リサーチ』についてお話したいと思います。
セット本のリサーチで確認すべき5つのポイント
- 利益が取れそうか
- コンディションはどうか
- コンプ出来そうか
- 売れ行きはどうか
- 他の出品者はどうか
私自身、セット本のリサーチの際には主に上記の5つのポイントを見ています。
初心者のうちは上記のポイントのうちどれかを見逃してしまい
後々後悔するようなこともありました。
一緒に5つのポイントを確認していきましょう!
因みに、私はリサーチの際は『全巻君』というセット本専用ツールを使用しています。
今回の説明は全巻君を使っていることが前提となりますのでご了承ください。
1.利益が取れそうか
これは、せどりをする上では当たり前のことかもしれませんね(^^;)
しかしながら、めちゃくちゃ大事なことですので改めて説明します。
利益を予想するためには、『いくらで売れそうか』『仕入れ・その他のコストはいくらか』を
知る必要があります。
『いくらで売れそうか』については、必ずあなたが仕入れようとしている本の
コンディションと同じコンディションで、他の出品者を見てください。
写真を添付するつもりであれば、同じコンディションで写真を掲載している
出品者の価格を見込めば良いでしょう。
全巻君を使っていれば、販売額・仕入れ値を入れるだけで比較的容易に
利益の確認が出来ます。
全巻君を使われていない方であれば、AmazonのFBA料金シミュレーターを使えば、
FBA・自己発送の各発送方法による利益を確認することが出来ます。
最初のうちはきちんと確認されることをお勧めします。
慣れてくればここら辺の計算は、調べなくてもパッと見れば分かるようになります。
それでも調べるのがめんどくさいって人のために、私が最初の頃にやっていた方法を
ご紹介します。
見込まれる販売価格を元に、割合で仕入れの予算を決めておく方法です。
販売価格が低いほど、売値に占める販売手数料・カテゴリー成約料・FBA手数料の
部分の比率が高くなりますので、仕入れ値は厳しめに見ておかないと利益が
残りません。
私は利益30%以上が仕入れ対象ですので、ザックリ下図のように見ていました。
みなさんも自分の仕入れ基準に応じて、自分なりの簡易的な基準も持っておけば
店舗での判断に迷わなくなりますよ。
2.コンディションはどうか
始めたばかりの頃だと、利益が取れそうなセットを見つけるとテンションが
上がってしまってすぐさまカゴに放り込む…なんてこともあるでしょう。
でも、家に帰って改めて見てみると中が破れていたり、思っていたより
ヤケが酷いなってことが起こりがちです。
本のコンディションは良いに越したことはありません。
逆に悪いものを仕入れる時にこそ、しっかりと状態を確認する必要があります。
そのセットの他の出品者を見て、『良い』で出品している人が多い状況であれば
状態の悪いものは売れにくいでしょう。
反対に、古い作品であれば出品者全員が『可』ということもありますので、
その時の状況に合わせて仕入れ判断を行うことが必要です。
私の場合、状態が理由で『仕入れない』という判断をすることは
よくあります。
3.コンプ出来そうか
セット本の大きな要因となる項目です。
『揃わない』『そろえるのに時間が掛かる』という声をよく聞きますし、
それが原因でセット本を辞める人もいるくらいです。
私から言えば、厳しい言い方ですがそれはスキル不足だと思います。
だからこそ、初心者の間はこのことを強く意識すべきだと思います。
他のせどりの多くは、【仕入れる=商品になる】ということですが、
セット本はその間に『集める』という要因が入る分、技術(習熟度)が
必要になるのです。
中には、『初心者はセット売りや棚で揃っているものだけ仕入れれば良い』と
言われることもありますが、私はそうは思いません。
むしろそれを言う人は、セット本の現状を知らないで言っているのだと思います。
セット売りや棚で揃っているものは実際どの程度あるでしょう?
今はライバルも多く、それだけで仕入れ量を確保できるほど甘くはありません。
セット本をせどりの軸とする場合、必然的にバラで集めていかざるを得ないのです。
バラで集める場合、『かかり』『ききめ』と呼ばれる、なかなか見つからない
レアな巻というものが存在がキモになります。
これを後回しにすると『中々揃わない』ということになります。
自分が仕入れようと仕入れている巻に『かかり』巻があるかどうかは、
単巻での価格を調べれば大部分は判断がつくと思います。
詳しくはこちらの記事で解説していますので参考にしてみてください。
4.売れ行きはどうか
やはり1~3の項目をクリアして、無事に仕入れが出来たとしても
売れなければ話になりません。
また、売れるにしても出品して6か月かかって売れるより、1週間で
売れてほしいものですよね(^^)
知っているメジャーなタイトルであれば、だいたいの場合はすぐに売れてくれます。
問題なのは、マイナーであまり知らないタイトル、古いタイトルです。
売れ行きが予測できませんので、これを判断するにはどうすれば良いでしょうか?
全巻君を使っておられる方は、全巻君のタイトルを検索して、
赤字で表示されている数字がそのタイトルのランキングとなります。
全巻君を使っていなくても、このランキングはAmazonの商品ページでも
確認出来ます。
本のランキングで、私のなりのイメージは下のような感じです。
1~1万位:出品したら直ぐに売れる。数日から1週間程度
~10万位:1か月以内には売れる。
~30万位:3か月以内には売れる。
~50万位:半年以内に売れるかどうか。
私はセット本の場合、20万位くらいを一つの目安にしています。
ただ、ランキングはあくまでも目安ですので、他の要因も仕入れ判断には
関係してくることは忘れないでください。
資金力がないうちは極力回転の良いものを優先して仕入れましょう。
将来的に10~20万円程度の規模感で利益を狙っている場合は、keepaを
使用しても良いでしょう。
詳細なデータは月額約2,000円かかりますが、売れた回数や価格推移、
出品者数の推移などを詳細に見れますので、仕入れの精度が上がります。
因みに私はkeepaを使っていますよ^^
(月額は現地通貨決済ですのでその時のレートで多少上下します)
5.他の出品者はどうか
1~4の項目をキッチリ確認した上で仕入れ判断すれば、大まか大丈夫だと
思いますが、まだ気を付けておくべきことがあります。
それは出品者数や出品者の内容です。
仮に、ランキング1万位で出品者が50人いるのと、5人だけでは
どちらの方が早く売れるでしょうか?
それは当然、出品者の少ない方です。
市場に在庫が多いタイトルや1度トレンドで価格が高騰した後
値崩れする直前のタイトルは出品者が多くなりがちですので
要注意です。
私も出品過多と判断した場合、仕入れを見送ることがあります。
自分のAmazonショップの評価数自体が少ない時は(特に評価数1ケタ)、
競合が強いセラーばかりだと売れるのがどうしても遅くなります。
また、写真を掲載しているセラーが多く、その状態が良いものが
多い中で、こちらが『可』相当のコンディションであれば
自分に順番が周ってくるのが遅くなるかもしれません。
逆に、ライバルが弱いと分かるときもあります。
レンタル落ち、ネットカフェ落ちの商品ばかりの時や、
写真無し・説明文は定型文であったりするときは積極的に仕入れ判断が出来ます。
まとめ
ここまで読んでいただいてありがとうございます!
リサーチについては5つのポイントを抑えていれば、大きい失敗を
してしまう確率はぐんと下がると思います。
資金力の少ない初期段階の時こそ、小さな失敗でも応えるものです。
リサーチでの参考にしていただければと思います。
分からないことや、聞きたいことは問い合わせフォームか
TwitterのDMで聞いてくださいね~(^^)
それでは、また!