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セット本せどりを上手くなるために意識すべき『商品知識』について解説します

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こんにちは!イチローです(^^)


最近のトレンド関係の持ち球が尽きて、そろそろ通常モードの

せどりに戻らないとなと言う感じです。

また定番商品にコツコツ向き合っていかなければなりません。



さて、私は遠征をすれば平均して1日当り20~30セット以上

仕入れます。

Twitterでそのことをつぶやくと驚かれることが多いです。


ですが、セット本をしっかりやっている人ならば、

誇張ではなく『まぁそのくらいは仕入れられるよな』と

感じると思います。



ではなぜそんなにも仕入れできると思いますか?



大体の人は商品知識があるからと考えるでしょう。

もちろん私も多くの利益タイトルを知っています。

しかし、セット本で利益を出し続けていくためには

ただ単純に商品名を知っているだけでは足りないのです。


ちょっと考えてみてください、私が知っている利益が出るセット

手当たり次第に仕入れていては、

『なかなかコンプリート出来ない』

『揃えるまで時間が掛かる』

などという、セット本せどりでよく言われるネガが

出てしまいます。

それでは、時間的にも資金的にもロスが大きくなって

セット本は手間の割りに儲からない』となるのです。

今回お話しすることはそういったセット本のネガを

抑えてくれる内容です。

セット本せどりを上手くやるための

一歩進んだ商品知識とは何かについて解説したいと思います。

まず前提の知識として、せどりとは常に変動する需要と

供給の間に生じる隙間、アンバランスを狙ったビジネスです。

商品毎の供給面と需要面の知識はせどりというビジネスの

性格上、必要欠くべからざるものと言えます。



市場の供給量

ここで言う『市場の供給量』とは

現在一般に流通している数量のことです。


せどり的に有名なものを例で挙げますと、

『もやしもん』という作品があります。

菌・ウイルスに関わる農業大学の学生生活を描いているマンガです。

内容的にコロナ禍においてトレンドとなったのは記憶に新しいところですね。

定期的に価格が上がってくるので注目しておいて損は無い作品です。


こちらの作品の13巻は見かけることが少ないです。

いわゆるカカリ巻と呼ばれるものです。

沢山店舗を回っても『ほとんど見ないな』となる

やや希少性のあるものです。

最終巻がカカリ巻になっているものが多いですが、

全巻がカカリ巻と言っていいような本当に珍しいものもあります。


仮に、このもやしもんの13巻の供給量が少ないという

知識があれば、先に13巻を見つけてから集め始めようという

判断が可能になります。

また、例えそれほどセットの値段が高くない時にでも

13巻だけは『とりあえず買ってストックしておくか』という判断が

出来るようになります。



これは、いざ価格が高騰した時に役に立ちます。

13巻を持っている人はサッと集めることが出来ますが、

13巻を持っていない人は店舗を駆けずり回っても

『結局どこにも無かった…』となってしまいます。

また、1~12巻まで揃っていても手元に13巻が無ければ

仕入れないという判断に繋がります。


特に、私のような副業でセット本をやっている人にこそ、

カカリ巻のストックは重要です。

専業の人であれば価格高騰の情報を聞いてからでも

ローラー作戦で集めるチャンスは広がりますが、

副業勢はせどらーとして活動する時間が限られるので

不利な状況だからです。



また、カカリ巻と一口に言っても程度の差が大きいことにも注意が必要です。

  • 単Cには無いけど、プロパーにはある
  • 1日中店舗を回れば見つかる
  • 1週間ほど店舗を回れば見つかる
  • 1か月店舗を回れば見つかる
  • 半年~1年店舗を回っても見つからない


世間で言われるカカリ巻はこのすべてを含んでいるように思えます。


この見つかりにくさの差によって、取るべき戦略が変わってくるのです。

1日回れば何とか見つかるレベルと知っていれば、

その巻が無くても見切り発車で集め始める判断が出来るでしょう。

逆に半年1年見つからない巻があることを知らずに

手元に無い状態で集め始めれば、

高確率で不良在庫になります。


セット本せどりを辞める人がその理由として、

『なかなか集まらないから』ということがあります。

それはこの市場の供給量の知識の乏しさ、

それに対する意識の弱さから来るのです。

逆に経験値が増えてくると、仕入れる/仕入れないの判断が

より適切になって無駄な仕入れが減ってくるので、

セット本の良さが際立ってきて『セット本面白れ~』と

なりますし、収益も伴ってきます。



また、店舗を数多く回っていると

『どこに行ってもあまり見ない』

『どの店舗にもある』

などという、リアルな市場の供給量が分かってきます。


ちょっとトレンドに乗り遅れた場合などは、

『今からではもう遅いだろう』とバラで集めることを

止めるという判断に繋がったり、

どこの店舗にもあるような市場での供給量が多いと

思われる場合は、一旦値段が上がっているけど

一気に出品者が増えるかもしれないという予想が出来たりします。


市場の供給量を意識することで現実的な色々な状況判断の

精度がより一段上がることでしょう。

店舗をしっかり回っている人がより優位にせどりが出来るのです。

需要面の知識

商品の価格は需要と供給のバランスで決まります。

それゆえ、前項でお話しした供給に関する知識だけでは

不十分です。


供給の知識に加えて、需要の知識があれば、

トレンドで価格が高騰した際に上手く立ち回ることが

出来るでしょう。


例えばこちらの作品

過去に何度もトレンドが発生し価格高騰した経歴があります。

今現在も非常に価格が高い状態が続いており、

価格的には過去最大のトレンドと言える状況です。


このように過去に一度でも需要と供給のバランスが崩れ

価格高騰した経歴があるものは、また再度値上がりすることが

多いです。

なぜなら、価格が高騰するということはその作品は潜在的に

潜在的需要>供給量となっている可能性が高いからです。


ナンバデッドエンドもせどり的に『なし』というところまで

価格が低下していた時期も、どこにでもあるというレベルまでには

至っていないように思いました。

こういった作品は少しの刺激であっという間に価格が高騰するのです。


トレンドの発生源によってトレンドの規模は異なりますが、

このように過去に何度も価格が高騰している作品は

過去はいくらまで高騰したのかを参考に

値上がりの予測もある程度出来ます。

そうすれば、価格が上がり切っていない段階での仕入れ判断が

可能になります。

セット売りでやや高めであっても、『仕入れる』という判断が

出来るでしょう。

私も日々勉強なのですが、昨年のエヴァンゲリオンのトレンド、

今夏のワンピースのトレンドは、作品自体の持つパワー(需要)を

見せつけられましたからね。


私自身、あそこまで価格が高騰するとか、その価格高騰が

あれほど継続するとは予測できませんでした。

需要の大きさをもっと精度よく査定出来ていれば、

トレンドに臨む姿勢も変わっていたでしょう。

トレンドによる需要の高まりを予測するためには

トレンドの発生源を知ることも重要です。

  • ○○年ぶりの映画化、映画で完結
  • 映画化(通常)
  • TVアニメ化、ドラマ化
  • 再放送
  • 訃報
  • TV番組で取り上げられた
  • 電子版コミックの無料キャンペーン
  • SNSで有名人が取り上げた

個人的に強いと思われるものから順番に列挙しました。

弱いトレンドでは数日で価格が元に戻ったりしますので、

仕入れ判断に影響する部分です。

まとめ

私自身、最近はコンプ出来ずに困ることが少なくなったり、

コンプまでの期間が短くなったり、トレンドが発生した時に

『仕入れる/仕入れない』という判断が

以前よりは上手くなったように感じています。


こういうことの積み重ねが、作業量を減らしてくれたり

収益性が改善されたりすることに繋がっていきます。


その要因を考えた時に、需要と供給について

以前より深く考えていることに気が付きました。


セット本せどりがいまいち上手くいかないと

感じられているのであれば、需要と供給について

今より少し考えてみると状況が改善されるかもしれませんよ。

分からないことや、疑問に思ったことがあれば
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